バンクシー(banksy)/はたして彼は本物か…
最近気になっているアーティストがbanksy(バンクシー)。
名前は聞いたことがなくても、3月にメトロポリタン美術館、アメリカ自然史博物館、ニューヨーク近代美術館、ブルックリン美術館に、5月に大英博物館に、勝手に自分の作品を展示したアーティストというと分かると思う。数日間何事もなく展示されていて、新聞やニュースでも取り上げ、ちょっとした話題を集めていた。
3月の作品の様子は、紹介されなかったが、5月の大英博物館のものは、「ショッピングカートを押す原始人」という詳細が伝わり、興味を引いた。
もちろん、パロディ性が強いものであることは明らかだが、画像を見てみないことには何とも言えない。検索していくと、簡単に彼のサイトに行き当たった。きれいに作り込んでいて、作品を見せたいという高い意識が感じられるサイトである。なにしろドメイン名までとっている。
このサイトでは、前述の各美術館に展示した作品を全て見ることができるばかりでなく、展示の様子も紹介されている...なかなかやるな...といった印象。他のページには、新聞の切り抜きまである!
各作品に、「ショッピングカートを押す原始人」「スプレー缶で平和の落書きをする軍人」「サイドワインダーを装着した甲虫」「トマトスープ缶のシルクスクリーン(これはアンディ・ウォーホルだな)」「ガスマスクを付けた貴婦人」共通したテーマはないように思えてしまう...ショッピングカートとトマトスープ缶がなければな...でもこちらの方が話題になるだろうな。
こうした作品以外には、”outdoors”とあるので、多分、街にペイントしているんだと思うが(要は落書き)、これは、ちょっと面白い。
彼が話題を求めて、こうしたパフォーマンスをしているのは明らかで、こうしたことを見る側がどう受け止めるかなのだが、キース・ヘリングやバスキアもこうした出現の仕方をしている。パロディを「本歌取り」として捉えることもできるし、今、こうしたアートの在り方は普通に存在している。
そうして考えていくと、そんなに新しくないのかな...いや、展示の「場」に必然性がある以上、彼は唯一の散在だろうな。でも、世界中の美術館に展示し続けていかなければならないのかもしれない。美術館でなくても、作品の「場」への展示(あるいは落書きになってしまうの?)が必要なんだろう。

■ちゃんと本がでていました





























