キルヒナー…二十年の隔たりの持つ意味
エルンスト・ルートヴィッヒ・キルヒナー(Ernst Ludwig Kirchner/1880.5.6〜1938.6.15)20世紀、ドイツ表現主義の画家。
1901年、ドレスデン工科大学で建築を学び、その後ミュンヘンで美術を学ぶ。1905年、ドレスデンにてヘッケル、シュミット=ロットルフらと画家グループ「ブリュッケ」(「橋」の意)を結成した。1911年、ベルリンに移住し、1912年にはカンディンスキーらの結成した「青騎士」グループの展覧会にも出品している。
第一次世界大戦に参加するが、神経を病み除隊。フランクフルト近郊のサナトリウムで療養生活を送った。1930年代半ばからは心身の衰弱が激しくなる。
1930年代半ば頃から、ナチ政権によって、キルヒナーの作品は「退廃芸術」とされ、1937年にはドイツの美術館から数百点が没収される。その1年後の1938年、自ら命を絶った。(参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/エルンスト・ルートヴィッヒ・キルヒナー)
愛知県美術館には、1910年代のドイツの芸術の在り方を変えようとした「ブリュッケ」の中心人物として、活発な活動をしている頃のキルヒナーの版画と油絵がある。それと共に、スイスのダヴォスでの孤独で苦しい1935年の油絵がある。この2つの絵の二十数年という隔たりは、時間的に見ても確かに大きな隔たりではあるが、本当はそれ以上の隔たりがあることをちゃんと見てあげたいと思う。
◆愛知県美術館のキルヒナーのページ
http://search-art.aac.pref.aichi.jp/p/seisaku.php?AI=ART19970156
◆スイスのダヴォスにあるキルヒナー美術館に関するブログ(キルヒナーが住んでいた家やお墓、それに彼の描いた風景の写真もあります)
http://rbhh.exblog.jp/5639945/
◆キルヒナー美術館のサイト
http://www.kirchnermuseum.ch

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