コンスタンティン・ブランクーシ/鳥・トルソ

20世紀のアートのあり方を決定づけた人物にマルセル・デュシャン(Marcel Duchamp/1887.7.28〜1968.10.2)がいる。レディメイドは彼に発するが、そこには工業製品の精度が格段に高まり、ハンドメイドをしのぐ「モノ」が大量に流通し始めた...という時代背景がある。
一方、ブランクーシの作品は、海外に持ち出される際、工業製品と見なされ、高い関税を掛けられたという記録がある。
マルセル・デュシャンの最後のハンドメイド作品「階段を降りる裸体No.2(1913年)」「大ガラス(1915年開始)」とレディメイド作品「自転車の車輪(1913年)」「泉(1917年)」が前後しながら製作されている時期はとても興味深いものがあるが、デジタルなスイッチが切り替わるような...そんな瞬発力を感じる。
一方のブランクーシの変化は、時間をかけ緩やかに、そして確実に。ブランクーシのサイト(http://www.brancusi.ro/)のこのページをじっくり見てみるとよい。
http://www.brancusi.ro/images/opere/19111956/1911/maiastra.htm
この間1910年〜1915年。
上記の鳥やトルソ(豊田市美術館)にしても、はじめから抽象だった訳ではない...ということが、見ているうちに分かってくる。惜しむらくは...作品の周りを回れない展示である。

コンスタンティン・ブランクーシ(Constantin Brancusi/1876.2.19〜1957.3.16)ルーマニア出身の彫刻家。
マルセル・デュシャンは、一時期、ニューヨークでブランクーシの彫刻を販売することで生計を立てていたようだ。
◆ブランクーシのサイト
http://www.brancusi.ro/

Constantin Brancusi:Sculpting the Essence of Things (Sculptors)
- 作者:James Pearson
- 出版社/メーカー:Crescent Moon Pub
- 発売日:2008/02/28
- メディア:ペーパーバック



























